X68kのファイラー「MINT」を使う

X680x0での代表的なファイラー「MINT」をセットアップする方法

MS-DOSやHuman68kでさまざまな操作をする場合、標準のコマンドラインだけではファイルをコピーするだけでもいちいちコマンドを打ち込まなければならず、面倒です。そんな面倒を解決するために、さまざまな特徴を持つ、ファイラーと呼ばれるファイル操作用ソフトが開発されてきました。

X680x0にも数え切れないくらいの数のファイラーがありますが、その中でもおすすめなのがMINTというファイラーです。最初の設定で覚えることは非常に多いのですが、慣れてしまえば自分の思い通りの操作ができるように設定できます。

ここではMINTの導入から環境設定までを扱いたいと思います。

導入手順:

  1. Windowsマシンにてアーカイブをダウンロードする
  2. ダウンロードファイルを、XM6の環境にコピーする
  3. アーカイブを任意の場所に展開する
  4. 必要な設定を行う その1「環境変数」
  5. 必要な設定を行う その2「.mint (設定ファイル)」

1.MINTのアーカイブをダウンロードする

MINTは現在、インターネットのサイト桑島技研Onlineにて公開されているので、ここからダウンロードができます。2008/05/10現在の最新バージョンは3.10となっています。

2.ダウンロードしたアーカイブをXM6の環境へコピーする

ディスクイメージファイルを使うか、windrvXM経由でX68k環境へ圧縮ファイルを渡す。

あらかじめHuman68kにWindrvXMを組み込んでおけば、WindowsのドライブもX680x0のドライブとして読み書きができるので簡単です。ただし、フォルダ階層が深すぎるとファイルにアクセスできない場合があります。フォルダ名+ファイル名の長さが60文字程度で収まっていれば問題ないようです。

3.アーカイブを展開する

ダウンロードしてきたアーカイブを任意のディレクトリへ展開します。あらかじめディレクトリを作成しておく必要があるし、ZIPアーカイブを展開するためには事前にunzipを入手してXM6環境へ転送しておく必要があります。

また、MINTのデフォルト設定では「.mint」という名前の設定ファイルを使うことになっているが、先頭がピリオドのファイル名を扱うにはTwentyOneをマルチピリオド対応にして組み込んでおく必要がある。

そんなこんなで、Human68kをインストールしたら、WindrvXMとTwentyOneの二つは最初に組み込むようにした方が良い。

ここでは、「C:\MINT3\」という名前のフォルダに展開したこととします。

4.必要な設定を行う その1「環境変数」

autoexec.batを編集し、MINTで必要な環境変数を設定する。必ず必要となるのは以下のもの。

SET TMP=A:\TEMP
SET EDITOR=A:\BIN\ED.x
SET MINT_PATH=A:\MINT3
SET MINTRC3=%MINT_PATH%\.mint
SET MINTHIS3=%MINT_PATH%\MINTHIS
SET MINTTMP=%TMP%\MTEMP

他にも設定しておくと便利な環境変数があるので、mintenv.man には一度眼を通しておくと良いと思う。

5.必要な設定を行う その2「.mint(設定ファイル)」

まず、アーカイブから展開したときは、設定ファイル名は「_mint」と先頭がアンダースコアになっている。したがって、まずは名前を変更する必要あり。

A:\MINT3 > copy _mint .mint

コピーした設定ファイルに最低限必要な設定を記述してゆく。標準のままだとエディタなどがうまく使えないと思います。

設定ファイル内ではシェルの環境変数やMINT内変数などを参照するように設定できるので、うまく使えば楽に設定できます。

番外.MINTが起動しなくなった場合の対応

MINTは、動作中に設定ファイルと同じディレクトリへワークファイルを書き出して利用しています。デフォルトでは「MINTHIS」という名前になっています。

突然電源を切ったり(XM6を終了したり)、MINTから実行したプログラムが暴走してリセットボタンを押したときなど、不意にMINTの実行を終了した場合にこのファイルが壊れてしまう可能性があります。

MINTを起動したときにエラーが表示されたら、このワークファイルをいったん削除してから起動してください。

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